鳥取方面から旧泊村原の交差点から松崎方面にハンドルを切る。
JR山陰線と併走しばらく、東郷湖を右に見て三朝温泉へ。
この時季、県道29号線波関峠を経て三朝温泉までの道中、
車窓から梨の花を見ることが出来ます。
二十世紀梨と言えば鳥取を代表する秋の味覚。
二十世紀梨の花は鳥取県の県花。花が咲くのは春です。
三朝町に隣接する東郷地区は県内随一の二十世紀梨の産地。
農家の方に聞くと、今が人工授粉作業の真っ盛り。
二十世紀梨は自分の花粉では実を付けないので
別の梨の花粉を一つ一つの花に人間の手で(筆で)受粉させます。
背丈の低い梨の木、中腰で延々と続く作業は腰を痛める原因。
でも、おいしい梨作りには欠かせない作業です。
さて、そんな梨の花がご覧いただけるのもGWが始まる前まで。
本当にわずかな期間しか見ることができません。
5月に入ると袋かけ作業がはじまります。
皆様も三朝温泉にお越しの際に梨園の花を見かけられたら
少し車を停めてこの小さくて白い梨の花をご覧になっては如何ですか?