昨日ご来館のお客様よりご質問。
東郷池から三朝温泉への間、白くて小さな花
サクラに似た花が咲いているのを見ました。
「あれは何の花ですか?」
毎年、サクラが終わった頃、二十世紀梨の花が見頃を迎えます。
二十世紀梨の花は鳥取県の県花。
三朝町に隣接する東郷地区は県内随一の二十世紀梨の産地。
農家の方に聞くと、昨日人工授粉の作業を終えたばかりとのこと。
二十世紀梨なしは自分の花粉では実を付けないので
一つ一つの花に人間の手で(筆で)受粉させるそうです。
背丈の低い梨の木、中腰で延々と続く作業は大変そうだ。
さて、そんな梨の花がご覧いただけるのはあと数日、
本当にわずかな期間しか見ることができません。
5月に入ると袋かけ作業がはじまります。
皆様も三朝温泉にお越しの際に梨園の花を見かけられたら
少し車を停めてこの小さくて白い梨の花、見てあげて下さいませ。