昭和二六年 橋本昭宇、坂田栄男の対局
この年第6期本因坊戦が岩崎旅館(依山楼岩崎)で開催された。
勝負は4勝3敗、橋本が本因坊のタイトルを衛る。
この年敗れた坂田はのちに本因坊戦を7連覇することとなる。
対局で使用された碁盤は今も当館にのこっている。
この碁盤、裏に岩本薫(本因坊薫和)の直筆のサインがあり、
初期の本因坊3人が関わっているのが興味深い。
ところで、
最上段の対局の様子
写真中央の黒っぽい着物の女性は当時の館主、岩崎あい。
今の本因坊戦、いやタイトル戦では到底考えられないことだが、
身を乗りださんばかりに対局を間近で見つめている様子だ。
対局中なのかそういう体裁で撮影をお願いしたのか、
今となってはわからないが見る人を驚かせる写真です。
現在、依山楼岩崎1階の「ぎゃらりぃ岩崎」にて
橋本昭宇(本因坊昭宇)、坂田栄男(本因坊栄寿)の色紙
対局で使用された碁盤、記念の写真を展示しています。
【創業90周年】その8につづく
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※「ぎゃらりぃ岩崎」展示は不定期入れ替えですご容赦下さい。